本公演演目決定!
30周年・第31回公演の演目が『やまんば おゆき』(作 浜野卓也 脚本 西田了 脚色 高平九)に正式に決まりました。
演出は福山啓子(青年劇場)先生にお願いしました。
1991年、四街道市の文化振興事業によって集った市民が、西田了先生(当時『劇団あすなろ』主宰・故人)のご指導で、この『やまんば おゆき』を朗読劇として演じました。
参加者のほとんどは初舞台だったそうです。そもそも演劇とは無関係のコミュニケーションの講座だったとか。西田先生はご自分でも「僕はアジテーター(煽動者)だから」とよくおっしゃっていました。参加者を上手に煽って芝居をやる気にさせたことでしょう。先生のいたずらっ子なような笑顔が目に浮かびます。
朗読劇ですから、もちろん朗読が主で大勢の参加者が交代で朗読をし、一部をお芝居として演じるという形式だったそうです。参加者が多かったこともあり、広い文化センターが満員になったと聞いています。参加者の多くが芝居の魅力に虜となって劇団が作られたそうです。
今回は西田先生の脚本を元にお芝居の台本を作りました。演出の福山先生、演出補の船津先生のご指導もいただき、いい本に仕上がったと思います。
劇団には30年前の公演に出演者が今も3名残っています。そして、今回は元劇団員の方も3名参加してくれます。また出演者の中の4名は30年前にはまだ生まれていませんでした。座・劇列車らしく、今回も様々な世代の出演者で新たな『やまんば おゆき』を演じます。
物語について
信州の貧しい山村に生まれたおゆき…