謹賀新年

あけましておめでとうございます。 今年は元旦から能登地震があり、おめでとうを言うのも憚られますが、今は被災地の皆さんの御無事を祈るしかありません。 昨年は12月の『ヒーローのいる町』(田悟健一 作・演出)に御来場いただきありがとうございました。 若手団員による初めてのオリジナル作品でした。 田悟を初めて若手団員も増え、お陰様で今年は20名の大所帯となりました。全員がキャスト志望ですのでまずは脚本を選ぶのが至難の業ですが、1月中には7作の上演候補作品を3作までしぼることになっています。 今年は千葉市出身のプロの役者さんに演出をお願いすることになっています。劇団の演出家を育てることも大切ですが、プロの演出を学ぶことも劇団の財産になるはずです。どんな演出をしてもらえるか楽しみです。 第34回公演もよろしくお願いします。

続きを読む

『オカリナの少年~クロスロード2』チラシ!

12月4日(日)四街道市文化センターにて上演いたします、 四街道市民劇団「座・劇列車」第32回公演『オカリナの少年~クロスロード2』(作・演出 高平 九) のチラシが出来ましたよー。 ご来場お待ちしておりまーす。

続きを読む

ルボン山再訪

久しぶりにルボン山に登ってきました。12月本公演の演目『オカリナの少年~クロスロード2』の舞台です。数年前までは桜の名所でしたが、今はすっかり伐られて切り株が残るだけです。 かつてはここに野戦砲兵学校がありました。戦争末期には15歳から18歳の少年が砲兵として学び、2期生までは戦場に送られました。今回の芝居の主人公は16歳の少年砲兵です。 野戦砲兵学校の反対側には下志津原が広がっています。ここには江戸時代には佐倉藩の火業所(砲術練習場)がありました。ルボン山は大砲の射垜(しゃだ・的山)です。佐倉藩士大筑尚志が築き、明治になってフランスから派遣された軍事顧問ルボン砲術大尉が整備したそうです。本当の名は大土手山ですが、大尉の名にちなんでルボン山と呼ばれています。 その後、四街道駅が開設されると、この山の下から佐倉方面に大砲を撃つことになりました。それに伴い野戦砲兵学校も周囲の施設もすべて駅側に移転したそうです。 ちなみに総武本線が開通したとき、当時新聞記者だった正岡子規が四街道を訪れ、 棒杭や四ツ街道の冬木立 という句を残しています。これは地名の由来とされる四街道十字路の情景を詠んだ句のようです。「棒杭」は今も石碑として残っている道標です。棒杭には街道が通じる千葉、佐倉、東金、成田の方面が記されていました。「冬木立」は榎のことだと思います。かつてこの十字路には、枝を大きく張った榎と井戸がありました。旅人は日射しを避けて木陰で休み、井戸の水で乾いたノドを潤したことでしょう。残念ながら数年…

続きを読む

四街道市民オペラ『被爆はまゆう物語』

第3回四街道市民オペラ公演 『被爆はまゆう物語』 (原作 西村一郎) のご案内です。 期 日:8月27日(土) 1回目 11時30分開演 2回目 15時30分開演 いずれの回も開場は30分前です。 会 場:四街道市文化センターホール 入場料: 大人 前売り2,000円 当日券 2,500円 小中高生・障がい者手帳をお持ちの方 1,000円 未就学児の入場可(膝上鑑賞は無料、席が必要な場合は1,000円) チケット取扱い: 四街道市文化センター 043-423-1618(6月28日(火)午後1時より販売開始) 四街道市民オペラ実行委員会 益子 090-1439-5348 他 主催:第3回四街道市民オペラ実行委員会 共催:公益財団法人四街道市地域振興財団・四街道市教育委員会 内容は2部構成で、1部が作曲者安藤由布樹復活コンサート、2部が市民オペラ「被爆はまゆう物語」だそうです。 劇団員の小林和子が出演する他、昨年『やまんば おゆき』に出演していただいた小林重昭さん、長澤志保子さん、小松勢津子さんが出演します。小林重昭さんは11時30分の回の主役だそうです。今から楽しみです!!

続きを読む

劇列車は6月も走ってますよ!~稽古報告:高平九

毎日暑い日が続きますね。 四街道市民劇団「座・劇列車」座付作家高平九です。 「オカリナの少年~クロスロード2」(作:高平九)稽古 座・劇列車は12月4日の定期公演に向けてこの暑さのなか稽古に励んでいます。 先日、公民館の窓を開けて換気をしながら稽古をしていたところ大量の虫が乱入して来ました。稽古の最中はみんな集中していたのですが休憩時間になると大騒ぎ。ナチのV2ロケットが飛来しても演奏を続けた「グレンミラー楽団」みたいで格好いいなあと思いました(笑) 次の稽古のときには公民館のほうで殺虫スプレーを用意してくれていました。助かります。 稽古は半立ち稽古の段階です。キャストは台本を手に持っているので、観ている人には台本ではなく舞台を観るようにお願いしています。稽古場にいる全員が集中して物語の場を作りあげることが大切だと思うからです。みんなとても集中しているので次第に人物が見えるようになってきました。 小道具について 拳銃を使った格闘シーンがあります。小道具というのは、使う人はもちろんその場にいる役者全員が本物であると思わないと成立しません。そのために銀行強盗のエチュードを何度かやりました。モデルガンの部分の名称、撃ち方なども説明して、強盗役と銀行員、お客を交代で演じてみました。自分がもし銀行強盗だったら、自分がもし銀行員だったら、そして自分がもし銀行強盗に襲われた銀行にいたら何を感じどう動くのか。疑似体験によって舞台に「本当」を乗せられたら思います。ただ、ア…

続きを読む